今年の野良鳥
今年から撮った鳥をとりあえず種別のフォルダーに入れているが、その数が1年で173になっていた。雑種のフォルダー2つあるので、171種ということになる。年間に150くらいだろうけど今年は少ないだろう、と思っていたので、少し意外な結果になった。少ないと予測してたのは、今年は隣接府県よりも遠くに行ったついでというのが1回しかなかっし、けっこう同じ所に通うパターンが多かったからだ。
もっとも数はどうでもいいわけで、増やすなら、どこに何がいるという話を積極的に集めて、すぐ行くようにすればいいんだろうけど、日常的に行く場所や、ついでがないと、なかなか足が向かない。時々行く湖北でも、ハイイロガンやサカツラガン、アカハシハジロは、たまたま行った時にもいたのだが、ムラサキサギやレンカクは一週間くらいしかいなかったようで、いる間には行かなかった。
1月は腰痛のせいもあって、市街地がメイン。近所の公園で座ってる時に、カラスが騒いでいたので行ってみたらフクロウがいたことがあり、あまり動かずにいても、むこうが来てくれたりで、それはそれで収穫がある。
2月はよくベニマシコを見に行った。雪が降ったので白に紅はいいかと思って行ったものの、雪の上にはいない。当たり前の話で、地上にいるのは採餌のためで、雪の上に餌はなく、雪のない所にしか行かない。以前に東北の豪雪地でハギマシコを撮った時も、わずかな雪の隙間にいるのしか撮れなかったのを思い出した。
3月には、そこそこヨシ原通い。2月末に行って以来、撮れそうで撮れないハイイロチュウヒを目当てに、つい何度も。
4月は8日にコマドリを見かけ、そして28日まで数カ所でお会いした。天かすとミルワームを食ってるコマドリじゃないんで、背景はパッとせんし、薄暗いし、だけど、渡りの途中は繁殖地とは微妙に違う生態なのが面白かった。
5月は夏鳥が本格的にやって来るのだが、たいていの鳥は人がいるとわかれば逃げる中で、このオオルリだけは、わざわざ人がいるのを見に寄ってくるやつがいる。
今年の梅雨はしっかり降ったので、6・7月はあまり撮ってない。たまに行くのもサンコウチョウのいる山麓ばかり。昨年と同じペアか、ヘルパーの若い♂は昨年に同じ所で産まれた個体かとか、個体識別ができないんで想像するしかない。
8月は、これまでは、市街地を縦断しないと行けないので、行かなかった所に行ってみた。電車で乗り換えなしで行け、折り畳み自転車を持って行けば便利だった。そこでツバメチドリを見ている時に居合わせた人に、秋や冬も面白いと聞いたのだが。ところが秋の渡りのシーズンに行こうとしたらウクライナのオオアリクイのとかで人がいっぱいだとか、冬鳥が入って来たらしいので行こうとしたら、土曜の朝にキャベツ畑に何か出て人がいっぱいと小耳にはさんだりで、出鼻をくじかれたこともあり、以来1回行っただけになってる。
どうもトケンの類には縁遠いのだが、9月に近所の公園を歩いていたら、鳩にしてはスマートなのが飛んでいた。それで、もしかしたらと後日に近くの桜の樹を見に行くと毛虫がけっこう付いてる。それで、脇の四阿で座っていたら、ツツドリが現れた。翌日にもいたのだが、やはり市街地の公園で休日には人が多く、連休があるといなくなり、すぐに確かめに行けばよかった。
10月はカケスを見に通った。ごく普通にいる鳥なのに撮りにくい。そんな折、今年の「なんでこんなとこにおんねん」のナンバー1に出会った。短期間に数回、出会った後はご無沙汰なんで、あちらもちょっとした気の迷いだったんだろう。
11月は、忙しくはないけれど、毎日用事があったりで、昼に2・3時間出歩いて、そのぶん夜に用事というパターンが多く、近所の3箇所くらいによく行った。それで、マヒワ、今年の「なんでこんなとこにおんねん」のナンバー2のゴジュウカラ、そしてこのクロジのヘビー・ローテーションだった。
12月はハイタカによく会ったが、ヤマドリにも数回。ヨタカ、ホトトギスと並んで、出会う割には撮ったことないのがヤマドリだった。お山周辺を度々歩く人なら、この3種に会う機会は多い。山沿いの虫の集まる道路灯の下をキョッキョッと泣きながら飛んでるヨタカを見たことのある人も多いだろうけど、撮れるもんじゃない。やはりキョッキョッと泣いて繁った樹上を渡っているホトトギスも、いるのはわかっていても、一瞬に飛んでいる所を見るだけだ。ヤマドリも山腹の茂みの向こうを登って行ったり、山道の横の河原から飛び立ったりと、隠れようとする一瞬は見かけるが、それでは撮れない。この時は見通しの効く山道の先で、あちらも気づいてはいたのだろうが、逃げるほどの距離に近づく前にこちらも気づいたので撮れた。その後にも近くで2度ほど見かけるも、あちらが隠れるために動き気づいて撮ってない。しかし、いるのはわかったので、また撮ることもあるだろう。
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