今年の野良鳥(2017年)
今年に撮ったトリは約120種、といってもうち14種がこの3日に今年初撮りなんで、昨年同様に低調。増やすのは簡単だけど、それで面白いかということもない。
今年最初に撮ったのは、1月3日に買い物に出かけた際、近所の橋の下におったイソヒヨドリ。他は裏山の池におったヨシガモくらいなのだが、ヨシガモはこの年末に載せたのとあんまり変わらんので、イソヒヨドリの方。
1月はほとんど撮ってない状態だったけど、2月には近所ばかりだけど、数回は出かけてみた。そんななかで、裏山にいたウソ。
3月は再度出無精。例年3月には海辺のトリを見に行ってるけれど今年はなし、お山のミソサザイの囀りを見に行ったけど、撮れてない。それで裏山にいたオシドリを。
4月は例年通りにコマドリを見に。コマドリを見に行けば、他のやってきた夏鳥も見られる。ただし、この頃から片目の調子が悪くなり、撮るのに苦労する羽目に。行った先で出逢った友人に、そのエリアに10羽ほどいた、と聞いても、見たのは5羽で、撮れたのは2羽という感じ。
5月になって、やっと市外でトリを撮ってる。他は近所に来た夏鳥とか、蝶々トンボ。市外で撮ったといっても、用事で出かけた際に寄り道しただけで、その中からコアジサシ。
夏の間はほとんど撮ってない、というか出かけても声だけで撮れない、というパターン。「ひょっとしたら」を期待してお出かけしても、トリは撮れずに蝶々トンボを撮って帰ることが今年も多い。歩留まりは悪いがたまには「ひょっとする」こともあり、珍鳥の類はその時だけだろうけど、普通種なら、数年の間は恩恵がある。で、ひょっとしたうちには入らんが、他に撮ってる人もいないササゴイ。
7月は他に載せるもんがないんでヤイロチョウ。人の多いとこに行くというのは、ここ数年あまりないのだけど、おったとこの地理がわかってるということで、連れて行ってもらった。営巣地には入れなくなってたが、このあたりに来るんじゃないか、というところに行こうとしても、途中の道が通れなくて、結局、こんなのだけ。
8月もトンボばかり撮ってて、トリはほとんど撮れてない。それで「ひょっとしたら」で行った山だけれど、成果はヒメサナエの♂と♀という日に出逢ったクロツグミ。尾根に上がれば「ひょっとしたら」があったかも知れないけど、暑い日だったので、この2種で充分と、そのまま帰って来た。
9月は近所の山麓で、オオルリボシヤンマが大量におって、巣立ちした夏鳥もウロウロしとるんで、ちょいちょい行ってた。毎年、よく見るのは近所で産まれたオオルリ、キビタキ、ヤブサメだけど、他所で産まれて越冬しに行くのだろう、通りすがりのコルリもおった。
10月は裏山にちょいちょい。近いんで短時間でもいいけど、今年は初夏にあんま行ってないんで、普通におるこの時期の蝶を撮ってない。その代わりでもないのだが、10月は晴れたら池でキトンボ。そのついでや、おらん時には移動中の渡り鳥に出逢った。その中からサメビタキ。
11月になって、お山の麓で日向ぼっこをしてたらクマタカが通り過ぎた。やっぱり、デカイのが悠々飛んでるのを眺めるのはいい。おかげで、今シーズンにやたら多いキクイタダキだけど、細かいのがチョロチョロしてるのをレンズで追うのに、片目の視力のこともあり、何か気が乗らなくなり、例年恒例のクロジの他は、あまり撮ってない。
12月、やたら多いんで近所ではキクイタダキも撮ってたけど、やっぱり絵の方はともかくも、面白いのはお出かけして撮ったデカイので、2回行ったオオワシと、偶然出逢ったチュウヒ、ラストのミサゴ。その中で、行った日には、あまり待たせずにちゃんと飛んでくれたオオワシ。s

イソシギ、Actitis hypoleucos。近所にナンボでもおるので撮らんでもええようなもんだけど。
ミユビシギ、Calidris albaだろう。波が半端、もうちょいスピード上げた方がええかもしれん。
ハマシギ、Calidris alpina。今の時期は腹黒くないんで、単品より団体の方がいいかと思ったのだけど、モヒトツ陶製がとれとらなんだ。
セグロカモメ、Larus argentatus。
ミサゴ、Pandion haliaetus。今日は波があって見えにくいのか、よく通った。

どこかで獲ってきたのを持っとる。


このミサゴは、近くでしばらく水面を探してた。
結局、見えるけども撮れん距離のとこで飛び込んだけど、失敗したようで、手ブラ、というか脚ブラで遠くに。
オカヨシガモ、Anas strepera。
スズガモ、Aythya marila。ホシハジロとキンクロハジロの群れとは別のとこにポツンとおったんで、探さずにすんだ。
ホオジロガモ、Bucephala clangula。遠かった。それに♂と♀が近づいてくれん。
ウミアイサ、Mergus serrator 。撮れる範囲を通ったのは1羽だけ。

ハジロカイツブリ、Podiceps nigricollis。
シロチドリ、Charadrius alexandrinus。


ミヤコドリ、Haematopus ostralegus。どこに行ったかがわかる。いつも冬にここにおるもんばかりだけど、ひさしぶりだし、それでもいい。それにしてもコクガンがおらんようになったのは寂しい。
ハシビロガモ、Anas clypeata。
カワアイサ、Mergus merganser。そういや先日も♂がちょいちょい上を向いてた。鴨が上を向いたらディスプレーかと思うけど、そうなんだろうか。♀がしないなら可能性が高いがどうだったか。こんなことを書くと、オマエ何年カワアイサを見とんにゃ、と言われそうだけど、それだけ、ぼけぇとしか見てないということ。
カンムリカイツブリ、Podiceps cristatus。「師走のうみ」なんで、かくれ……
ケリ、Vanellus cinereus。
イカルチドリ、Charadrius placidus。


チュウヒ、Circus spilonotus。なぜかクソ暑い時か寒い時にしか撮ってない気がする。

ルリビタキ、Tarsiger cyanurus。この日見たのは2個体で、前エントリーのとは別。
カワアイサ、Mergus merganser。用事の帰りがけ。どうしても近いとこで見てると、飛び立つ時には後からみることになってしまうけど、ちょうど外れたとこにおったのが飛び出したんで、ましな向きになった。
フクロウ、Strix uralensis。カラスにふくろう叩き、というかふくろ突きにあって、繁った樹に逃げ込んだ。樹の隙間からだし、4時も過ぎてもう暗いし、三脚も持たずに寄っただけなんで、かなり苦しい。
キクイタダキ、Regulus regulus。天気が良くないと人が少ないといえども、やっぱり公園じゃ近くを通る人もおるんで、ゆっくり水浴びもせず、他所に行かはった。

ルリビタキ、Tarsiger cyanurus。杭やロープに留まって見回しては、地上に降りて何やら突いてる。よく留まるからか、杭の上に糞が付いてる。
アオジ、Emberiza spodocephala
オカヨシガモ、Anas strepera。ここ数年はベニマシコとともにミミズクの副産物だったけど、近所にもいた。
コガモ、Anas crecca。イソシギが混じってた。



カワアイサ、Mergus merganser。いつもの。
イソシギ、Actitis hypoleucos。
スズメ、Passer montanus。河原の歩道脇にかたまってたんで、走ってる人や自転車が通ったら、一斉に飛び立つかと構えたけど、すぐ近くを通ってもそのまま。
セグロセキレイ、Motacilla grandis。フライングキャッチをしとったけど夕暮れ間近じゃ撮れん。かといって明るいうちだと虫が飛ばんのだろ。
コハクチョウ、Cygnus columbianus。先日は農道から遠い田んぼにおったけど、今日は近そうだと行ってみたら、道の先で横断しとるのがいる。これで近づいちゃ田んぼにいる50羽くらいが飛びそうで、こんな人目のあるとこで飛ばしたんじゃ一躍有名人なので、進むわけにもいかず。まああんまりない絵なんでええか。他の水鳥は順光の時間帯は雨なんで撮らず。
オオワシ、Haliaeetus pelagicus。今日のお食事はまだというので、晴れたら飛ぶやろと見てたら、ちょい離れた枝に飛び移ったり細かくは動くけど、先日よりかなり高いとこで絵にはならん。



それでも、青空の時に飛んでくれたのも、お帰りは低いのもいいのだが、コースがほとんど真上。
裏山のアカゲラ、Dendrocopos major。
裏山のキクイタダキ、Regulus regulus。無理に撮らんでもええようなもんだけど、この日は他にアカゲラしか撮ってなくて寂しかったので。
ルリビタキ、Tarsiger cyanurus。
アトリ、Fringilla montifringilla。
オシドリ、Aix galericulata。この後、飛んだけど、後追い写真じゃ載せられん。
ヨシガモ、Anas falcata。やっぱり古い方の池にはこれ。
カワアイサ、Mergus merganser。こっちはたぶん♂と♀
こっちのカワアイサは♂だけど、エクリプスからの換羽の具合がかなり違う。
モズ、Lanius bucephalus。
キクイタダキ、Regulus regulus。今期はどこにでもおるし、裏山にもいてる。
メジロ、Zosterops japonicus。放置柿の木にまだだいぶ実が残ってる。
シロハラ、Turdus pallidus。
ツグミ、Turdus naumanni。
ルリビタキ、Tarsiger cyanurus。生け垣の陰側。
ジョウビタキ、Phoenicurus auroreus。
裏山の池の周囲で、なぜか1本だけつつじが咲いてた。
カワアイサ、Mergus merganser。まだエクリプスの羽も残ってるけど、先日よりは男前の上がった♂もいる。
イソシギ、Actitis hypoleucos。
キクイタダキ、Regulus regulus。山麓のクロジもだが、同じような絵にしかならんけど、おるんで撮ってしまう。
ヒヨドリ、Hypsipetes amaurotisとツグミといえば、おってもあんまり撮らんのだけど、絵的にオモシロかったんで。
ツグミ、Turdus naumanni。
シメ、Coccothraustes coccothraustes。今期初遭遇。
イカル、Eophona personata。
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