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10/04/2004

引用

 私の作っているサイト宛に、以前に、リンク許可のお願いというメールが来たことがあった。リンクなんて勝手にやればいいし、リンクしたと報告してくれるのならいいが、いちいち許可の返事をしろという厚かましいメールが多かった。
 それで、リンクや引用は、設置者に返事を要求せずに、勝手にすればいいという注釈を付けたら、リンクお願いのメールはけっこう減った。
 未だに、「相互リンクのお願い」というのも来るが、リンクするのはそっちの勝手だし、こっちもしたいページには勝手にするので、無視することにしている。というより、「相互リンクのお願い」というのは広告サイトが無差別に出しているケースが多いようだ。
 さて、先日、「引用のお願い」というメールが来た。
 ある県のある町の教員からだ。その町が属している郡で共通の郷土資料の副読本を作るので引用したいということらしい。その郡内の町は合併し、郡全体で一市になるので、新しい郷土資料の副読本を作るんだろう。
 さて、引用というのは、一般に使われる場合と著作権法上の用語としてでは、多少、意味が変わってくる。著作権法では「引用」はこう規定されている。

著作権法第三十二条

公表された著作物は、引用して利用することができる。この場合において、その引用は、公正な慣行に合致するものであり、かつ、報道、批評、研究その他の引用の目的上正当な範囲内で行なわれるものでなければならない。

 で、「引用」のための条件として、出所や著作者名の明記が必要とされている。この条件に合わない引用は、法的には「引用」と見なされない。
 さて、この教員は、どういう意味で「引用」と言って来たのだろうか。法的に正当な「引用」なら勝手にすればいいし、法的に「引用」とならない引用なら、転載とか使用とかいう用語を使えばいい。
 そこで、放置することにした。「引用」なら、勝手にすればいいんだし、他の利用がしたいのなら、わざわざ「引用」という用語を使うべきでない。そういう教育的配慮で、放置することにした。
 もっとも、引用したいと書いてきた画像も記事も、地元では簡単に撮影が可能だし、調べられることだから、わざわざwebから印刷物に転載するより、自分たちで作った方がいいだろうし。

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