菖蒲パンツ
5月5日は、柏餅とちまきを食べて菖蒲湯に入る日らしい。もちろん旧暦の5月5日の行事なので、今日でなくていい。というか、今日にするのは時期はずれなのだが。
以前に、7月に青森に行って、各地に咲いてたソドメの紫色が印象に残っている。このソドメというのは「ノハナショウブ」というのが一般名だ。その時に、帰ってからソドメのことを調べたついでに、ハナショウブとアヤメとカキツバタはどう違うのか調べてみた。アヤメというのは花の中心部が綾目というか斑状になっている。カキツバタとハナショウブは、花びらの根本の線が白いか黄色いか、葉っぱの中心部が盛り上がってるか平らかの差がある。どっちがどっちか忘れた。
とにかく、ハナショウブとアヤメとカキツバタは違いがわかりにくいのだ。
そして本題だが、ハナショウブというのはショウブとは全く違う植物なのだ。ハナショウブというのは、よく似ているようにアヤメの仲間だが、ショウブというのはサトイモの仲間の別の植物で、菖蒲の名前の通り、蒲のような花を付ける。このショウブの葉にはいろいろ薬効があって、それで菖蒲湯にされるのだ。
東京都浴場組合のサイトに菖蒲湯の説明が出ている。そして、ハナショウブの写真が出てる。「5月5日は都内の銭湯でしょうぶ湯を実施いたします。」と書いてあるが、菖蒲を入れるのだろうか、ハナショウブを入れるのだろうか。誰か見てきてほしい。菖蒲には薬効があるが、ハナショウブにあるかは知らない。
うちでもやろうかと思ったが、ショウブは花屋で売っているのだろうか。ハナショウブは売ってると思うが。せめて、ハナショウブ色のパンツでも履いてよう。
Commentaires
記事をアップしてから、カキツバタとハナショウブのどっちがどっちか調べてみた。
結果、葉っぱの中心部がモッコリ隆起してるのがハナショウブだった。やはり「菖蒲パンツ」なのだ。
Rédigé par: 副長兼科学主任 | 05/05/2004 05:33