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01/11/2004

沖縄の蛇

 コンビニに沖縄の三線が置いてあった。売り物ではなくて、沖縄関連のキャンペーンをやっていて、そのディスプレーだった。
 この三線は内地の三味線の元になった楽器だ。
 ところで、1ヶ月くらい前だったかに、津軽三味線を紹介するテレビ番組でこんなことを言っていた。テレ朝系で土曜か日曜の11時過ぎにやってる香取慎吾が司会の番組だ。「沖縄では三味線に蛇の皮を張っていたが、内地には大きな蛇がいないので、猫や犬の皮を張るようになった。」
 これは、間違いではないが、誤解を招くための言い方だなぁと思った。これだけを聞くと、沖縄には三味線の皮にするような大きな蛇がいると思ってしまう。
 確かに「沖縄では三味線に蛇の皮を張っていた」のだが、それは東南アジアに生息するニシキヘビの皮だ。琉球王朝は中国と交易をしており、三線の原形となった楽器も入ってきたし、東南アジア産のニシキヘビの皮も入ってきた。そして琉球王朝にとって、中国の使いのもてなしは重要な行事であり、三線の演奏は琉球王朝の貴族の仕事だった。
 ところが、日本に入ってきた三味線は、琵琶法師などの旅芸人によって演奏されることになった。琉球王朝の貴族なら入手できた輸入品で高価な蛇の皮は、彼らには入手できない。そこらにいる動物を使うしかない。だから「内地には大きな蛇がいないので、猫や犬の皮を張るようになった。」わけだ。
 この間の経緯を無視すると、テレビ放送のような誤解を招く言い方になる。
 ところで、沖縄にいる蛇っって、どれくらいの大きさなんだろうか。ハブというのは有名で被害も大きいが、そんなに大きいとは思えない。
 でも、あの放送を聞いた人で、沖縄には、三線の皮に張れる大きさの蛇がいると思った人がきっといると思う。

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