C51の加工(N・燕)
燕を牽引していたC51という蒸気機関車は、キングスホビーというメーカーからもキットが出ている。そのキット用のパーツのうち、このマイクロエースにも使えそうなものがけっこう出回っており、煙突の他、ライトや「止め弁」というパーツが買ってあり、使う予定だ。
さて、気になる所ではあるが加工しない予定でいた部分もある。そのひとつがモーションプレートというパーツで、このマイクロエースのものは、他の蒸気機関車と共用パーツを使用している都合で、もっと近代型の蒸気機関車と同じく、中に軽め穴の空いた上下に広いタイプのものが付いている。
キングスホビーのキットもこの部分は、KATOのC55を流用しているので近代的なタイプだ。他に流用できるパーツもなく、自作も面倒そうだったので、このC51はそのまま加工しないつもりでいた。
ところが、マイクロエースのC53をふと見ると、近代型のパーツを流用せずに専用のパーツが付いている。このC53用の方が、C51用には近い。
そこで思いあたったのが、流線型のカバーが付いたC53の製品があったことだ。この機関車はカバーのためにモーションプレートが見えない。だから、どんな形のものが付いていてもいいので、交換してしまえばいいのだ。
しかし、C53に専用のパーツを作ったということは、流用が出来ない、つまり寸法が違うからかと思い、比較して見ると、確かにそのまま交換は出来ない。でも後部の取り付け穴を0.4mmずらせばいいだけであった。
それで、流線型のC53とこのC51のモーションプレートの後部の取り付け穴を埋め、開け直した。素材は接着剤が効かないが弾力のあるプラスティックなので、きっちりプラ材をはめ、表面を揃え、穴を開けて、モーションプレートのパーツをはめ込めば、接着せずとも止まった。
ということで、予定外だったけど、ちょっとした加工で気になる点がひとつ解消できた。
コンプレッサー、煙突、ライト、逆止弁くらいを購入したパーツに替えたが、附属する配管も付け替える必要があり、真鍮線を曲げて作った。配管の継ぎ手も目立つ2カ所だけ追加した。円盤をはめただけだが。
製品では前部のステップが省略されている。カーブ通過の際に先台車が干渉するからかなと思ったが、付けても大丈夫そうだし、横から見た時のシルエットが落ち着くので、帯板細工で作ってみた。プラ製だと厚くなるので干渉するのか、型抜きの関係で省略しているのだろう。
さて、逆止弁からの配管は長い目に作り、仮組して長さを揃える。その仮組の時に、ピンセットの先でつまんだ逆止弁のパーツが弾力で弾かれ、飛んでいってしまった。まだ、見つからない。
もっと小さなパーツなら慎重になるし、それに予備も確保するのだけど、ついやってしまった。
ということで、パーツが見つかるか、予備を購入するまで、蒸気機関車本体の加工は延期になった。客車と水槽車は、次は塗装なのでお天気待ち。炭水車の加工にかかるか。
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