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18/03/2005

C62の加工(Nゲージ)

018 C62は2号機にすることにした。KATOのC62用にと買ったものの、他の部分の加工が大変なので加工をやめた2号機用のパーツが残っていたからだ。
 1970年代、蒸気機関車の全廃が近づく頃にSLブームというのがあった。長年に見慣れたものがなくなるわけだから、それなりに注目されたり、郷愁を感じる人が多くいて当然なのだが、このブームを煽るように、蒸気機関車に妙なあだ名を付けるのが流行った。このブームで蒸気機関車に注目した子どもたちは、そんなあだ名が以前から一般化してたかに錯覚し、通ぶって使い、定着してしまったものもある。
 そんなあだ名のなかで、最も珍妙なのがC62の2号機の「スワローエンゼル」だ。つばめの装飾が付いているので「スワロー」はわかる。でも、いくらブームを煽るには情緒的なあだ名がいいとしても、C62に「エンゼル」というのは、いったいどういうセンスなんだろうか。
 こんな愚劣なあだ名のつけられるはるか以前、つばめのマークが相応しかった時代、つまりローカル線に転じる前の幹線の特急用だった時代のC62は、画像や映像でしか見ていないのだけど、独特の迫力や風格が感じられる。
 その迫力というのは、重装備によって生まれるデコレーションによる迫力ではなくて、基本的な形態が表れているというフォルムによる迫力だ。その最大の要因は、やはり巨大なボイラーとそれを強調するかのような細部のデザインかと思う。煙室前面の丸みや、のっぺりした側面、平べっちゃい煙突やドームによって、余計にボイラーが大きく見える。それで、軽快に天を舞うエンゼルとは対局にあるような、力強さや迫力が感じられるのだと思う。
 所詮、Nゲージの大きさでは、そういう迫力は再現できないとは思うが、C62らしさは再現したいと思う。
 KATOのC62のデザインはマイクロエースより秀逸と思う。でも、客車とのバランスで問題があるのに加え、ボイラー側面の表現が気に入らないのだ。
 当初のC62は砂撒管もケーシングしており、ボイラー側面にはハンドレールくらいしか付いていない。それがボイラーの大きさを強調しているように思うので、KATOの製品が砂撒管を露出し、後年に取り付けられたゴチャゴチャした配管類を表現しているのが好みではないのだ。
 2号機は、ランボードが黒でなく装飾されている。それで、視覚的にランボードの上下が区分けされ、下側がゴチャゴチャしていても、余計にその上のボイラーのスッキリした感じを引き立てている。こういった最盛期のC62らしさを念頭に小加工することにした。
 なので、ボイラーバンドの表現も、もっと控えめにしたいのだけど、あまりに面倒そうなのであきらめた。
018 車高を下げるにしても、上回り全体で下げるよりも、ランボードの上で切りつめた方が「らしく」なる。右の絵で、同じ直径の円形が、隠れている部分が大きく、実際には面積の小さい方が、大きな円に見えるのと同じことだ。
 C51やC59ではそのままにしておいたが、炭水車も後部を加工したついでに、車高を下げてみた。

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