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07/04/2005

進化論

 このblogでは、あんましニュースへの感想とかは書いていない。この手の話は、ネットに限らず、いろんなところに誰かが書いてるわけだし、中には同じ趣旨のもあるからだ。
 でも、最近、気になるニュースがあった。教科書に「進化論」が復活したというニュースだ。今まで、進化論を載せていなかったのか。
 教科書のことについては年中行事のように話題になっている。でも、たいして気にもしていなかった。
 官僚のトップは事務次官だ。その事務次官で逮捕されたのは3人だそうだ。文部省の高石邦夫、労働省の加藤孝元、厚生省の岡光序治だ。運輸省の服部経治という人も逮捕されているが、天下り先での収賄容疑だ。
 官僚の世界では、政策官庁は事業官庁よりエライらしいし、序列があるらしい。大蔵省や外務省にもスキャンダルはあったがトップまで及んでいない。ノーパンしゃぶしゃぶで有名になった大蔵省の過剰接待事件でも、中島義雄は主計局次長だったし、逮捕は免れて京セラに就職している。
 文部省というのは所詮、事務次官が逮捕される程度の役所のわけだし、教科書について熱心だった国会議員の村上正邦や小山孝雄も逮捕されている。
 教科の理解は、「教科書」の記述よりも、入試対策の方を普通は重視すると思う。二級官庁や逮捕議員の考え方よりも、アカデミズムと言わないまでも、それに載った方向で理解した方が、入試には有利に決まっている。だから、入試がある限り、教科書の記述は大きな影響を与えないだろうと思っていたわけだ。
 ところで「進化論」で思い当たったのは、アメリカの大統領選挙のことだ。
 アメリカ以外の国では、なぜ、ブッシュが当選するのか不思議に思う人が圧倒的だったそうだ。でも、アメリカ人には、「アメリカ大統領選挙について関心を持つ外国人」程度の情報量も理解力も持たない人がいっぱいいるからだそうだ。少なくとも「アメリカ大統領選挙について関心を持つ」アメリカ国外の人の知的レベルだと「進化論」の概念を知っている。クリスチャンでも「当時の人は、主の奇跡である突然変異も、主の意志で自然淘汰が行われたことも知らないので、こう書いている」と、創世記の記述は、時代の科学水準で読み替えるべき比喩的表現という理解をしているだろう。でも、アメリカ国内には、「進化論」は「創世記」の記述と矛盾するから信じないし、学校で教えるべきでないとしか考えられないような人が大勢いるそうだ。そういう情報量や理解力の人たちの考え方は、国外からは知る機会もない。けれども、そういう人たちは圧倒的にブッシュを支持したらしい。
 さて、日本の場合も、教科の学習に「教科書」の記述よりも、入試対策の方を重視する人ばかりではないと思う。入試科目は限られているし、そもそも入試を受けない人もいる。だから、何かと話題になってる歴史についても、教科書を信用する人とアカデミズムに沿った考え方をする人に分かれてしまうのかなと思う。
 外国の反応より、そういう「知の階層化」の方が問題じゃないかな。でも、誰もそんなこと書いてないな。ふとおもた。

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