江戸の大スター
先日のエントリー、「小金持ち」が「オタク」の価値観に影響を受けたというのは、あると思うけれど、「オタク」が安心感のために半端なツッコミを覚えたというのは、少し、違うかなと思っている。
「負け組」が「勝ち組@元祖」になるために、連帯感を求めているという感じは確かにするし、その手っ取り早い方法が半端なツッコミだとも思うし、そういう人たちにコミュニケーション・スキルが低さも感じるんだけど、「オタク」と結びつけるのが強引かも知れないと思っている。
むしろ「オタク」なら、おかしな連帯感があるし、一種の「勝ち組」だけれども、それにもなれなかったから、連帯感を求めているのかもしれないという感じなのだ。
「半端なツッコミ」という言い方もこなれてない。むしろ「悪態」でいいのかなと思う。様式化された「悪態」というのは、最もコミュニケーションを必要としない連帯の方法だと思う。子どもが「バーカ、バーカ、オマエのカーちゃんデベソ」と声を揃えて言ってるようなもんだ。もう少し格好良く言うと「助六由縁江戸桜の祝祭性」だ。
悪態を人気取りに使ってる有名人を「おまいらのガキ大将」と言うと怒るblogerもいるだろうけど「現代の助六」ならいいだろう。
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Commentaires
助六や揚巻の悪態は、ハレだから&彼らが悪態をつく資格がある人物だから意味があったはずですが、今は年がら年中ハレのようだし、小金持ちばっかりだからOKってことですか。
連帯感にはコミュニケーションスキルはいらないというのは同意します。いちいち言葉で確認していたら、自分の足下が崩れますからね。ネットに限らず、ワイドショーやニュース番組における視聴者のメールやFAXというのもすごいですね。そういうの送る人達って、連帯感は求めてるけど、他者の意見は求めてない感じがします。
Rédigé par: コバヤシ | 04/05/2005 14:19
本来なら、チラシの裏か巨大匿名掲示板で書けばいいようなことをblogに書いたり、有名人なら記者会見で言うということがハレ化してるかと。
悪態をつく資格については、それが「勝ち組@元祖」であるがゆえです。
Rédigé par: 南郷力丸 | 04/05/2005 20:14