風景
数年前に群馬県で人形芝居のイベントがあった。その時に撮った写真なのだが、何の演目かわかるだろうか。
と言っても、人形芝居自体に馴染みのない人の方が多いだろうからわかりにくいと思う。そして馴染みのある人にもわかりにくいと思う。実は「野崎村」なのだ。
関西の人は、生駒山とはあまりに違う山並みをはじめ、背景の景色を不思議がると思う。でも、群馬の東部の人にとって、初梅の咲く頃の在所の風景というのは、こういうイメージなのだ。
これは極端な例だけど、風景というのは、同じように見えても微妙に違う。どこが違うとは説明しにくいのだが、平凡そうな風景でも、どのあたりか見当がつくということがけっこうある。
Commentaires
これ、「野崎村」なんだ……。「日本昔話」かと思いましたよ。確かに関東の「初春の在所の風景」はこんな感じです。しかし明らかに「野崎村」ではない(私の中の「野崎村」は歌舞伎の中にしかないので)。ああ、なるほど、「平凡な風景」のステロタイプって地域によって全然違いますね。そして、風景によって地域が分かるというのは確かにそうですね。
Rédigé par: ロジックなテキストの人 | 19/05/2005 14:27
この野崎村、ちゃんと川もあれば、梅もある。背景の山って、妙義山っぽいんですね。だから群馬でも、東の方ですね。
だから、五能線ぽいと思うのも、なぜと言われると説明しにくいのですが、何となくわかるもんです。電化路線だと絞りにくいので、わからなかったかも知れません。
書いている内容とか「区」とかで、あの学校っぽい人と思うのと似たようなもんです。
Rédigé par: 南郷力丸 | 20/05/2005 03:44