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19/12/2005

リトルトーキョー殺人課

img039 先日の「鉄砲まつり」のエントリーのコメントで、秩父の話になり、思い出したのがオペラの「ミカド」。「ティティプ」という、やたらと死刑にするのが好きな「ミカド」が統治する国が舞台になっている。その「ミカド」の音楽にのって進行し、クライマックスが「ミカド」の上演劇場でのシーンだった映画が、翌日のエントリーでふれた「ファール・プレイ」。
 この「ミカド」は、19世紀末の英国で「日本」が、どのように見えていたのかがわかる、というだけでなくて、その見え方の違いがけっこう笑えてしまう。こういう、文化の見え方の違いで笑えるのを狙って作ったみたいなのがキルビルだろうし、はたして、狙ったのかどうなのか、ネタかマジかワケわからんが、その違いっぷりに爆笑できるのが、この「リトルトーキョー殺人課」だ。
 「日本」の「勘違い」の大胆さでは、以前から評判を聞いており見たかった。そして、見てわかったは、単なる勘違いだけの映画じゃないということ。映画自体の作りも、おバカ映画の王道なのだ。
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 やたらに見かける「大売り出し」の幟、「盆栽クラブ」の女体盛りと女相撲、「ロサンゼルスの警官、2人、殺すのよくない」と言って脱出するシーン、喉を突く「切腹」、「曉公衆浴場」の乱闘、主人公の素晴らしい別荘と露天風呂、そして最終決戦に臨む主人公の袴に陣羽織と鉢巻きというプロレス的な衣装、そして最後のチャンバラとネズミ花火と「ありがとうございました」とお辞儀する人たちと、名場面がいっぱいだ。
 でも、それだけじゃない。ヤクザから救い出した歌手を人質にとられ、あっさりヤクザに捕まった主人公たちだが、なぜか後のシーンでは、人質におかまいなしにヤクザ連中と撃ち合ったりとか、そういう不思議な展開もたっぷりなのだ。
 「知る人ぞ知る」じゃなくて、もっと有名になっていい名画だ。
 先日、ネット上で「日本の伝統文化の復興と保持を目指し、日本人本来の「心」を取り戻すべく創立された日本最初の歴史文化衛星放送局」というサイトをみかけた。ところが、そこで「伝統文化」として紹介されているのが新興宗教に浪花節なので笑ってしまった。この映画も「世界に誇る日本の伝統文化」とかいうフレコミでオンエアすればどうだろうか。

 なお、ジャケット画像を使ってる関係上、クリックするとアマゾンに飛ぶ。このDVDが2625円で売っているが、「DVD生活」だと606円だ。念のため。

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