殺人タイマー
松下が殺人ストーブの回収をしているらしい。
このストーブ、元々、殺人ストーブだったわけではない。製造後に長時間を経過すると、ある日、殺人ストーブに変身するらしい。
昔から、猫や唐傘や提灯は、歳を経ると妖怪になると言う。今昔物語には猟師の兄弟の母親が歳を経て妖怪になった話が、源氏物語が映画化されたら歳を経て妖怪になった歌手が出てた。このストーブは、そういうワケではなく、部品に使っているゴム製品が、年月を経て劣化し、それがために変身するらしい。
考えてみりゃ、年月を経たゴム製品がキケンなのは当然だ。というか、肉でも豆腐でも、販売後に時間が経過すると殺人能力を得るのだ。そのために賞味期限がある。
それで、たぶんS社製品だったら、タイマーが作動して、変身する前に使えなくなったろう。というか、問題は、松下の場合、タイマーが製品寿命に関わる部分でなく、安全に関わる部分だったということだ。
1年でブレーキが壊れる自動車は危険だが、その前に確実にエンジンが壊れるなら、危険じゃない。ところが、タイマーの組み込みというのは簡単じゃないらしく、世間ではS社のものしか認識されていない。松下も、安全に関わる部品に、ゴム製品というタイマーを組み込んだわけだから、設計上の問題があるのは確かだろう。
これから、家電メーカーというか、機械製品は、きちんとタイマーを組み込むようにするだろうな、と思う。
Commentaires
松下さんのリピートCMもすごかったですが
今度は日本の全世帯にハガキを送るそうです。
それなんてMゲー?
我が家でもSタイマーは健在ですが
唯一、テレビだけは10数年もっています。
そのうち命にかかわるかな・・・。
Rédigé par: しのぶ | 14/01/2006 08:15
Mゲーって何?
知らない言葉は調べればいいんですが、書いた本人が書き間違えてることもあるので、一応。
うちも、テレビは相当古いのですが、Sタイマーは発動してません。テレビは安全ってことですかね。
Rédigé par: 南郷力丸 | 14/01/2006 20:23