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08/01/2006

隠し剣 鬼の爪

img062 気持ちよく楽しめる。「情」というのは、昔から、様々なドラマに描かれてきたテーマだ。
 「情」を描くには、登場人物の感情が理解できること、感情移入が必要になる。そのためには、登場人物の「感情」にリアリティが必要になる。その点で、現代にある架空の世界よりも、「嘘」が目立たない時代劇の方が、より、説得力を持つことが出来る。時代劇という様式、つまり「共通の認識」が期待できることが持つありがたさだ。
 さらに、気持ちの良さを盛り上げるのが、絵画によらない絵画的表現と音楽によらない音楽的表現。何気ない、落ち着いた、風景の絵画性、庄内のコトバの持つ音楽性が効果的。ただ、馴れていないためか、最初は、あいやー、が中国語に聞こえてしまった。
 「細い刃物」を突き刺され、一瞬で殺されてしまう家老の役が緒方拳というのは、かつてのテレビ時代劇を意識したわけではないだろうが、妙に面白かった。
 とびきりの名作とまでは思えないが、観て損はさせませんという作品をコンスタントに作る人たちは貴重だ。

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