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02/01/2006

スーパー・サイズ・ミー

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 私がテレビを見るのは、ほとんど11時以降だ。だから、あまり見ないし、旬の話題には疎い。けれども、通販番組というか、番組全体がCMという番組を見る機会は多い。
 日本の通販番組って、説明する人のイキオイが頼りって感じがする。社長と塚本慎太郎さんはともかく、アナウンサー崩れという感じの人はやたら感嘆符が多い。説明中心の作りという感じ。
 一方、アメリカ製の番組は、デモンストレーションが好きなようだ。使って見せて、利用者インタビューで説得しようとする。
 さて、この「デモンストレーション」と「実験」はどう違うか、他のblogで少し話題になったことがある。結果が確実なのが「デモンストレーション」で、不確実なのが「実験」だろうか。この映画は、その「デモンストレーション」と「実験」の中間をメインに、インタビューやレポートで構成されており、アメリカ人の考える説得力というのが、通販番組と妙に似ているのが面白い。
 マクド製品だけを食べて1ヶ月暮らせば、身体がまともでなくなるのは誰でも予測できると思うし「デモンストレーション」でもある、そのダメージがどの程度かは予測できないから「実験」とも言える。
 その「実験」や「インタビュー」に関連して挿入されるエピソードが面白いので飽きない。子ども達にいかにマクドのピエロが浸透してるかというエピソードでも、ワシントンやリンカーンという「ありがちな」比較対象だけでなく、誰も「知らない」と答えたのがキリストだったとか。
 さらに、ニューヨークから西海岸、そしてテキサスへと移動して垣間見られる「ジャンク・フード・風土」の違いなども面白い。やっぱり、アメリカの「病」は「テキサス」中心かって。
 ラスト近くの、主張をそのままの部分は、もうちょっと芸を見せてほしいと思う。
 誰でも、マクドの製品だけで1ヶ月暮らすわけじゃないからとは思うだろう、けれども、そういう健康被害の問題よりも、ジャンク・フードを食べるということが、いかに非「文化」的かというのがわかる映画だ。

 なお、この映画では、マクドナルド製品の「脂肪」「糖分」「中毒成分」のみを扱っている。今、多くの日本人の興味の中心である「少しでも食べれば、何年か後に脳がスカスカになる成分」については触れていない。

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