ダ・ヴィンチ・コード
しばらく、映画・DVDの感想を書いてないので、溜まってるメモを消化。
見る前に、キリスト教の教義をめぐってのミステリーということで、「薔薇の名前」みたな雰囲気なのかと思っていたし、変死体を操作する刑事役でジャン・レノが出てきた所で、「クリムゾン・リバー」みたいな雰囲気かとも思ったが、結局、もっとお気楽な映画。アクションのないインディジョーンズという感じ。原作、読んでないのかと言われれば、その通り。
だから、次々と新しい展開に移るリズムも心地いいし、伝説というか偽史を前提にしていながら、主人公がトムハンクスで、あまりカッコヨクないというところで、荒唐無稽さを防いでいる。ミステリーの謎解きも、中世史を背景としていながらも、それは単なる背景にすぎず、よーするに「秘密」をめぐる攻防の、対立構造ということなので、分かりやすい。
そういうことで、充分に楽しめるエンターティンメントなのだが、前宣伝というか、いろんなところでの言及が「歴史」に重きを置いているのが意外。
Commentaires