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20/09/2007

チガイのわからんオコト

 先だって、元佐渡ケ嶽親方というか、元琴桜が亡くなった。佐渡ケ嶽部屋の相撲取りは、「琴」という字が付くそうだ。だから、朝青龍も佐渡ケ嶽部屋に入っていたら琴青龍で、春日野部屋なら栃青龍、片男波部屋なら玉青龍だったんだろう。
箏 その「琴」というのはいかなるモノか。1.8メートルくらいの細長い木製の胴に、普通は13本だが、17本とか、他の数もある、の弦を張った楽器であると、多くの人は認識していると思う。ところが、この楽器は、演奏している人や、かなり重なるが鑑賞機会の多い人は「箏」と書く。読み方は「コト」である。「箏」と書いている人のなかにも、世間では「琴」と認識している人が多いため、一般向けに「お琴、教えます」なんて看板を挙げている人もいる。
 最近、書いた文で、この「箏」という単語を使用したのだが、一般向けの文だったので、注釈を入れておいた方が親切かとも思ったが、テーマとは関係ないので、そのままにしておいた。
 この「箏」と「琴」は、どう違うか、教科書的にいうなら「箏」というのは「柱によって、弦の振動する長さを固定することで音程を固定する弦楽器」ということになる。ところが、かような楽器で、古くからある日本の楽器に「和琴」というのがある。そういえば、壇浦兜軍記でも、弾くのは「箏」だが、阿古屋の琴責めと書く。なぜだろう。箏、三絃、胡弓の楽器を使うから、総称して琴責めなんだろうか。
 そんなこともあるので、下手に「正しくは箏と書く」などと書くと、かえって、正確なところがわかってないってばれてしまうかもしれない。とかく、何かを知ることで、識らないことが増えるというのはよくあるわけで、何も注釈をつけずに、ただ「箏」と書いておいた。
 以前に、ある市の教育委員会の用事で、公民館活動を行っている文化団体のリストを見たことがある。そのリストでは分野ごとに。サークルが並んでいた。そして、「お琴・三味線など」の所に、「○琴会」「琴△会」というように「琴」の字を使った団体が載っていた。ところが、このような「琴」の字を使ったサークルは、よくあるのは琴古流という系統の尺八の会か大正琴の会だ。もしくは佐渡ケ嶽部屋を応援するサークルだろう。活動内容を見てみたら、やはり尺八か大正琴で、相撲ファンのサークルはなかった。公民館の現場だと何のサークルかわかっているだろうけど、市全体で集計する段になって、名前だけで、活動内容を見ず、編集してしまっていたからのようだった。「琴」で、こういう勘違いも起きる。

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Commentaires

胡弓と胡琴も、巷ではよく混同されてますね。

Rédigé par: 非国民 | le 25/09/2007 à 00:09

 混同というより、胡弓が知られていないので、胡琴を胡弓と言ってるという感じですね。

Rédigé par: 南郷力丸 | le 25/09/2007 à 00:42

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