アヒルで思い出した
ひつこいようだが、アヒルに関して。
豚(Sus scrofa domesticus)はイノシシ(Sus scrofa)を家畜化したもので、「猪」の字が中国じゃ豚を意味するといっても、豚肉を「猪」と表記しては売らない。
なので、アヒル(Anas plathyrhynchos domestica)がマガモ(Anas plathyrhynchos)を家畜化したもので、「鴨」の字が中国じゃアヒルを意味するといっても、アヒル肉を「鴨」と表記して売っているのには、どうもゴマカシみたいで抵抗がある。
それで思い出したのだが、アヒルに関するゴマカシで有名なものに「アヒル文字」というのがある。
江戸時代の国学者が、漢字到来前に日本に文字があったと主張するために「神代文字」というものを各種作ったのだが、もちろん、現在では、まともな歴史や言語の研究者には否定されている。その中でもハングルのパクリそのままで有名になったのが「アヒル文字」で、対馬の占部阿比留家に伝えられたということになっているので「阿比留文字」や「アヒル文字」と言うようだ。阿比留氏は昔から「新しい歴史をつくる」のに貢献していたらしい。
Commentaires