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15/11/2007

エクリプスから

 飽きもせず、出かける際には、選択できる場合には一般道路より河川敷を通るようにしている。それで遭遇した野良鳥を撮ったりしている。
 撮るというか、見ていて飽きないのは変化があることだ。例えばカエルでも、卵から上陸まではけっこうこまめに撮っていたのも、1ヶ月くらいの間に形態が変わっていくからというのが大きい、
 鳥の場合も、メジロやカワセミは形態が変化するわけではないが、遭遇する度、背景や動きに変化があって、つい撮ってしまう。
 カモ類の場合は、飛来した時に撮ったり、その後の変化に気付いたりすると撮っている。というのは、カモ類の雄には「エクリプス」(eclipse)という現象がある。
 カモ類は、カルガモのように雌雄で似たものもいるが、雄の体色の方が派手だ。ところが繁殖期の終わりというか初夏に、雄の体色が地味になり、ほとんど雌と変わらなくなる。この状態を「エクリプス」といい、秋から冬に、また派手になっていく。なので、冬鳥としてやって来た頃から、マガモの頭の碧が鮮やかになっていったり、オナガガモの尻尾が延びていっている。
 さて、カモ類の中でも派手なオシドリにも「エクリプス」があるのだが、先月に近所の池にやってきた時には、もう雄は冬羽になっていた。ところが、最初に見た時には気付かなかったのだが、1羽、エクリプスの雄が混じっていたようだ。
 8月の月食がほとんど見られなかったから代わりに、というわけでもないが、「エクリプス」から冬羽への変化を追ってみた。
オシドリ←10/08 当初は、他の雄が冬羽だったので、エクリプスがいると思わず気付かなかった。群を撮った隅に写っていたのの拡大。雌との識別点はピンクの嘴。

↓10/20 頭に色が付き、翼にも青い部分が目立ち、エクリプスだったと気付く。
オシドリ
オシドリ←10/24 頸の黄色が現れ、胴体の色も冬羽っぽくなってゆく。

↓10/27 顔も白っぽくなり、橙色が現れる。完全に雌とは体色が異なってきているが、まだグレーの部分が多い。
オシドリ
オシドリ←10/31 「後ろ髪」や頚の黄色い羽も伸びるが、まだ、カラーリングのシャープさに欠ける。眼の後ろの白線がほとんど目立たない。
オシドリ←11/03 徐々に模様はシャープになるが、色の鮮やかさには欠ける。

↓11/08 銀杏羽がまだ見られないのだが、飛行姿勢だと、ほとんど冬羽に変わらなくなっている。
オシドリ
オシドリ
オシドリ↑11/11 銀杏羽が出ている。側面のアンバー部分もシャープになっている。

←11/14 銀杏羽も延び、他の雄との個体識別が難しくなるが、まだ銀杏羽の巾が狭く、その直前の白い部分がよく見えないので、かろうじてわかる。
 次回は、個体識別が出来ないと思うので、ここまでで整理してみた。

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Commentaires

飽きもせず、カモの羽の変化を観察している南郷さんを観察するのが私の趣味です。^^

こんな羽の変化があるなんて初めて知りました。
ちょっと感動。

Rédigé par: 水葉 | le 15/11/2007 à 09:09

 春まではメインの観察対象のカエルがお休みなので、お寂しいかと思いますが、しばらくガマンしてください。

Rédigé par: 南郷力丸 | le 15/11/2007 à 19:03

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