ばらのくし
豚バラの塩漬けは何かと便利で、例えば野菜と煮込んだだけ、ベーコン代わりに卵と一緒に焼くだけ、と手抜き料理にいいので、度々、作ってる。
さて、その昔、ヨーロッパでは婚約者に銀のバラを送ったという。そのバラを刺したのが「ばらのくし」である。それにちなんで、串揚げにしてみた。
そのまま揚げたのでは塩辛いので、ピーマン、玉葱、しめじと一緒に軽く茹で,「バラのなまにえ」にした。そして茹でた材料は、豆板醤を溶かした紹興酒に漬けてさます。
扱いやすい温度になったら、それを串に刺していく。豆板醤は辛み付けというより、揚げ物の「重さ」を軽くするための風味付け。
さらに「ばらのくし」の場合は、違う「衣」を付けないといけない。なので最も軽い「衣」として、材料に片栗粉をまぶしただけにした。後は揚げる。串にさす必要はないのだが、刺してまとめておいた方が引き上げるのに便利。 さて、材料を茹でた汁はダシがでているので、キャベツを煮た。それをポン酢を付けて酸っぱめの味付けにした。ドイツ風に乳酸発酵させたキャベツでなくても、「ばらのくし」とあうようだ。
なお、最近、一部で食費の安さを自慢するのが流行ってるようだけど、正確には計算できないんで、出してません。
Commentaires
ばらのくしは若い婚約者と出来てしまうから要注意。
Rédigé par: 某清純派親分 | 17/12/2007 21:26
当初はドレスデン風にしようと思ってザクセンの料理ってどんなのと調べたのですが挫折しました。
なお揚げる油にゴマ油を混ぜておくといいです。
Rédigé par: 南郷力丸 | 17/12/2007 23:33