ニセよりマシという感覚
生活時間が不規則なので、テレビを点けている時間はそこそこあっても、まともに見ることは少ない。そして、NHKを見ることなど、ほとんどというか、全くといっていいほどない。なのでNHKの会長に誰がなろうが、直接には、アイスランドかグリーンランドのどこかの村の村長に誰がなるか程度の影響しかない。ところが、世の中に「NHKの影響」を受ける人がけっこういるようで、間接的には大きな影響があるはずなのだが。
そのNHK会長が決まったらしい。どういう人か知らない。飲料会社の社長だったらしい。この人じゃないが、同じ飲料会社の社長が鉄道会社の社長に就任した影響か、車内販売でまともなビールを売らずに、発泡酒みたいなビールだけを売るようになって不自由した、とか、その人が防衛問題に首を突っ込んで、おかしなことを言ってたという記憶があって、この飲料会社は嫌いだ。
さらには、そもそも酒屋の社長が放送局の会長に相応しいかという問題もあると思う。
けれども、この会長人事にとりたてて反対しようとも思わない。その大きな理由が、直接的な影響がないというよりも、NHKの経営委員のうち、ニセ科学「研究所長」が反対したという報道があったからだ。
ネオリベ政策に反対する人でも、ニセ歴史信奉者よりは、片山さつきの方がいい、というのと同じような感覚だ。
まあ、そもそもは、科学番組を作ってる局がニセ科学「研究所長」を経営委員にしているのがおかしいのだが。新会長には、ぜひ反対した経営委員に報復人事を行ってもらいたい。その上で、その混乱を元に引責辞任をしていただくのが、最もいいのか知れない。
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