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02/02/2008

上から目線

 私は誰かを説得しようという場合、自分はなぜそういう結論に及んだか、それを説明しようとする。私は、というか普通はそうすると思う。批判的に言及しようとする場合には、同じ論理を用いたデタラメを書くということもする。それでも、基本は「自分の思考プロセス」をトレースしてもらう、ということだ。
 リソースを無駄にしてはいけない、という説得を行おうとする場合も、同じことだ。リソースを無駄にすることによって、どのような不利益が相手なり社会なり環境にあるかを説明しようとする。ところが、世の中には、全く違う説明の仕方がある。「もったいないオバケが出るぞ」という説明だ。「いい子にしてればサンタクロースがプレゼントをくれる」「早く寝ないとガオーさんが来る」という類だ。
 このような説得法は、いかなる場合に使用されるのかといえば、幼児相手の場合というのが典型だろう。相手が自分の思考プロセスを理解できないと判断した場合だ。
 こういったファンタジーを否定するわけではない。ファンタジーにはファンタジーの価値がある。すでに説得する必要がない、つまり、同じ考え方をしている間では「いい話」と共感も得られるだろう。
 けれども、かようなファンタジーを、説得のために使用する、意見表明の根拠に使用する。これは「相手が自分の思考プロセスを理解できない」と判断しているからと思われてもしようがない。こういう姿勢を「上から目線」というんじゃないかな。そうじゃないなら、自分の知識や思考プロセスを説明すべきだろう。

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