« 旬の筍 | Accueil | 今日の藤 »

25/04/2008

魚偏に春

 関東と関西の気質の違いということが、時として話題になる。でも、同じ関西でも、京都と大阪では大違いであるし、関東の東京でも、江戸時代以来の文化が継承されている地域や家庭で育ったか、近代から高度成長期に移入した人たちかでは随分と違うと思う。
 先日、「江戸」の何とかというダンスチームを見かけたのだが、豊島区の人たちで、おそらく、神田の生まれというような人は、おいおい豊島区は江戸じゃねぇだろって思うんだろうな。
 食に関して、豚か牛か、醤油の濃さということが言われるが、赤身魚と白身魚というのもあるかと思う。まぐろ、さらには大トロというのは高価である。しかし、高いと思っても高級魚という感覚が、私にはない。嫌いじゃないんだけど、マグロやカツオといった赤身魚よりも、鯛や鮃といった白身魚が好きである。淡水魚もいいなと思う。こういう魚感覚というのは関西のものかと思う。
 さて、以前に限りなく東京に近い千葉の人と話をしていて、好きな魚は鯛と鱸と聞いた。
というのも、その方の親が育ったのが瀬戸内の両岸で、やはり、その人には西の魚感覚が生きていたわけである。
サワラ それで、魚偏に春といえばサワラである。赤身とも白身とも言い難いが、このサワラも、どちらかといえば西で好まれるのではないかと思う。サワラというのは西京味噌に漬けたものが定番のようだ。でも、鯖を限りなく上品にしたという感じの魚である。鯖と同様に、よほど新鮮でないと生では難しいにしろ、いろんな食べ方を試してみたい。
 それで、今日はゆず風味で焼いてみた。しょうゆとみりんの付け汁に浸し、ゆずを載せて、直火を避けて、グリルで焼いてみた。焼き上がってから、刻んだゆずを載せている。
サワラ そして、茹でたタケノコのをワカメと煮た、若竹を添えてみた。若竹には、庭の山椒を摘んで載せている。
 ということで、いかにも春の晩ご飯である。無知を武器にバンザイアタックをして玉砕した人が呟く晩ご飯も「いかにも春」ではあるが。

|

« 旬の筍 | Accueil | 今日の藤 »

Commentaires

 先祖も配偶者も関東出身なんで,ブリとかアジとかが食卓に上りがちです。確かに白身魚ってあまり喜ばれませんなあ。「ご飯が進まない」とか言われて。
 鰆は好きですよ。南蛮漬けにするのが一番好きです。こういう食べ方自体が関東人ぽいですね。

Rédigé par: 某清純派親分 | le 26/04/2008 à 15:22

 ブリはよく食べますよ。ただし「ブリ」襲名前の「ハマチ」ばかりですが。芋でいうと、関西はタロイモ、関東はヤムイモをよく使うなというのも思いつきました。
 でも「ご飯が進まない」というのは、むしろ、好きな食べ物の条件かとも思います。「今日はごっつぉやな、飯はちょっとでええわ」という感じ。そちらでも「うまそうじゃねぇか、飯はいらねぇから、一本つけてくんねぇ」「あいよ、おもいさん。あたいも手酌で」というのはおませんか。

Rédigé par: 南郷力丸 | le 26/04/2008 à 19:00

先祖は関東ですが、配偶者は北関東で、
食卓にのぼる魚はやっぱり赤身系です。
鯵とか鯖(鯖って赤身系?)、お刺身ならマグロとか。
白身魚は某清純派の親分と同じように
淡泊だから食った気がしない、というか。
あと、マグロのトロとかやたら脂の乗った魚は
年齢が上がってくると「あのこってりがどうも」となってくることもあるっぽい。

で、私自身は確かに東京都出身ではあるけど
「江戸っ子」というのにものすごく抵抗があるので
「武蔵野っ子」と言うことにしてます、または「坂東もの」とか。
話し言葉からして江戸っ子にはほど遠い、埼玉が最も近いかなと。

Rédigé par: しのぶ | le 28/04/2008 à 13:47

あれ?岩手県って北関東じゃないよね???

Rédigé par: しのぶ | le 28/04/2008 à 13:48

 岩手県はたぶん北関東じゃないと思う。あちらは、やはり三陸もんがいいんでしょうね。江戸前というか東京湾ものとかよりも。

Rédigé par: 南郷力丸 | le 28/04/2008 à 19:50

Poster un commentaire



(Ne sera pas visible avec le commentaire.)




TrackBack

URL TrackBack de cette note:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/23135/40991433

Voici les sites qui parlent de 魚偏に春:

« 旬の筍 | Accueil | 今日の藤 »