孫文記念館
バス待ちの間に撮った孫文記念館。以前の孫中山記念館の方が通りがいいかもしれない。何でも、袁世凱が権力を得た後、孫文が日本に亡命した時にだか歓迎会が行われた建物らしい。当時、日本で孫文を支援したのが「大アジア主義」の人たちだったようだ。
ちなみにネットを通じた知人で右翼的な方には、この「大アジア主義」に共鳴しているんじゃないかな、と思う人がいる。天安門事件を契機に亡命こそしていないものの、活動拠点を日本に移した中国のドキュメンタリー映画作家への補助金にいちゃもんを付けた連中がいたが、それに反発なさっていたのも、孫文を支援した「大アジア主義」への共鳴のせいかとも思う。
当時の「大アジア主義」の人たちと同様、その後の日本政府の侵略政策にも批判的だ。
さらに「大アジア主義」に共鳴していた松井石根にも同情的で、彼と同様に「お恥ずかしい限りです」と思い、「こういう結果になることは当時の軍人達に一人でも多く、深い反省を与えるという意味でたいへんに嬉しい」という意思を尊重され、彼の日記を改竄したような連中を軽蔑しているようだ。
Commentaires