ヤッターマン
平日の昼間からラブホテルに隣接した映画館のさらに道路を挟んだ隣の映画館でヤッターマンを見てきた。
本格的バカ映画として極めて完成度が高く、爽やかな感動を覚えた。30年前のアニメのバカバカしさをそのまま現代の技術で実写化しているんだけど、おそらく、当時のファンをターゲットにしていて、今の同年代の人たちはあんまり考慮してないんじゃないか、と思うのだが、けっこう子どもの笑い声もしてた。笑いにしても、いろんな種類があるのだけど、基本的には「アホらしさ」の笑いに徹している。アホらしさというのは、そう色あせないんだろうか。
テレビサイズのアニメを映画サイズの実写+CGにするわけだから、当然にはるかに作り込みが必要になるけれど、それをきちんとやっているのがいい。ドロンジョさまが深キョンと聞いて「?」と思ったけれども、そうか、ドロンジョさまをこういう風に豊富化するのもあるんだなぁ、と思った。
30年前のファンがターゲットなんだから、ハッチやマジンガーやタイガーマスクのネタは出てきたりは当然として、一瞬、チェリオの瓶が出てきたり、言語指導スタッフまで用意してのたった1行のスーパーとかもアホらしい。ドロンボー一味の悪徳商売も原作同様のインチキだけじゃなく、今風の洗脳商法があったりだ。
そして、クライマックスシーンは、ラブストーリーアニメのパロディと、SFとかにありそうな自己葛藤風に見せかけて「そのままや」と、クライマックスの雰囲気だけで、バカ映画に徹しているのが気持ちいい。
Commentaires
うーむ、これは見たい!
問題は、愛妻と見るには北京語訳がむずかしそうだから台湾経由はなさそうなところ。
ガキといっしょに見るしかにゃーな。
Rédigé par: ちょちょんまげ | 08/04/2009 03:09
アニメ映画の実写化というと「こんなもんかな」ならまだしも、トラウマになる位ひどいものを見てしまった経験がありますが、今回のヤッターマンはみんなに勧めてます。監督が三池崇史と聞いて「大丈夫かいな」と思いましたが、あのねちさ?というか、強さが逆にアニメの映画化にはよかったんですかね。
深キョンは下妻物語以来ただ者じゃない、と思っていたのでドロンジョ様は彼女以外ありえない、と思っていました。いや、深キョンがまじめにドロンボーダンスを踊ってくれるシーンだけで、僕は感涙ものでした。
姐さんなんか、自分が見て面白かったもんだから、家族を無理矢理1000円デーに連れて行って見せたそうです。
ただ、ギャグが一部?大人向けなんでお子さんに「今のどういう意味?」と聞かれた時に困るかもしれません>>ちょんちょんまげさん
Rédigé par: 龍 | 08/04/2009 11:38
トラウマになる位ひどいものというとキャシャーンですか。デビルマンの境地に達すると、それはそれで面白いけど。
ただ「おしおき」は物足りなくなかったですか。
まあ、子どもは子どもで、笑ってましたし、ちょんちょんまんげさんちも語学研修代わりに連れて行ってもいいんじゃないですか。
Rédigé par: 南郷力丸 | 09/04/2009 00:51