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31/07/2009

誰も聞かないけれど

 今年は夏休みがない人というと財務省の人だろうか。来年度予算の作業はまだでも、これまでの予算に対して、削れる所のアタリを付けることは今からやっておかないといけないだろうし。
 自民党の人は、民主党に対して、やたら財源とか言ってるけど、現実に財源をやりくりするなんて、政治家にゃ無理だろうし、結局は役人がしなくちゃいけない。それで、どうにも出来ないなら、出来る範囲でするってこったろう。まあ、それで民主党の主張がどの程度に実現できるかはわからんけど、0ってことはないだろう。前の参議院選挙でアホが「今年度中に100%」と言っていた年金問題の解決よりは、高いパーセンテージにゃなるだろう。
 それで、100%じゃなきゃイケナイを前提とした、財源は云々というのはくだらねぇ攻撃としか思わないのだが、もっと気になることがある。
 諸手当にあてるために、どこを削るかというと、まず、誰もが思い当たるのは無駄な公共工事だ。民主党がそこまで考えているのかは知らないが、国の予算のうち公共工事分が減って、一般家庭に回る分が増えるんだろうと思う。つまり、セメント屋に行く分は減るだろうし、一般家庭の購買力が上がるので、ジャスコに行く分は増えるだろう、そういう予測はできる。
 さて、ベビーシッターを雇っている人がいるとする。子どもが大きくなったし、逆に親が年老いてきた。ベビーシッターは要らなくなったが介護ヘルパーが必要になってきた。そうすると、介護ヘルパーを雇う財源はベビーシッターを雇っていた分で間に合う。財源は問題ない。でも、ベビーシッターに明日から老親の介護をやってくれというわけにはいけない。ベビーカーを車椅子代わりにも使えない。
 それで、自民党主導の予算が民主党主導の予算になると、建設業界に行く分が減って、小売業界に行く分が増えると考える。同じ金額が建設業に行く場合と商業に行く場合、商業の方が雇用者所得となる比率が高いので、なおさら、土量計算とかやってる人を減らし、20%引きのシールを貼るおっちゃんやレジのお姉ちゃんを増やさなきゃいけなくなる。
 つまり、こっちの予算を減らして、こっちに充てるというのは、カネだけの話なら簡単だけど、それによって、人やモノのシフトもしなくちゃいけなくなるわけである。そういうのって、結構、大変だと思うのだが、どうなんだろう。ここでは、話を単純化するために建設業から小売業、セメント屋からジャスコとしているけれども、民主党の主張を細かく見れば、実際にどういうシフトが必要かわかるんだろう。でも、そのシフトにともなう、最も動かしやすいカネについてだけ、とやかく言う人はいるけれども、もっと動かし難い人やモノについて、どうするのか聞く人がいないようだ。案外、どうにでもなるんだろうか。

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