« 今日の弁当(4月8日) | Accueil | 風の丘を越えて(西便制) »

09/04/2013

アデル

アデル 「ありえねー」というバカ映画である。私の好きなバカ映画だけど、よくあるバカ映画にするつもりはなかったバカ映画じゃなくて、コミックが原作で、バカ映画を作ろうとして、きちんと作られたバカ映画だ。
 しばらく前に「SFの賞味期限」というフレーズを読んだことがある。科学的知見のハッテンにより、書かれた時代にはあったリアリティが荒唐無稽になってしまうというようなことだった。この映画は、むしろ「賞味期限切れ」のSFとしての面白さを狙って作ってる。映画の中では「もはや20世紀で科学の時代」というような台詞がある。でも、その時代というのは、やっとライト・フライヤーが飛んだ頃であり、ABO血液型だけが発見された頃だ。ホメオパシーだって、ナチが熱心だったことで知られるように、この後40年くらいは医療行為と見なされていた。まあ、ミイラや化石の復活も当時信じられてたかは怪しいけれど。
 そういう時代では、充分にリアリティがあったものとして「ありえねー」話が作られているので、何でもアリゆえの破綻は感じられず、テンポのいいコメディに仕上がってると思う。
 おそらく、当時の人々にとっては最も「ありえねー」のは、ルーブルの中庭にピラミッドを作ればいい、という台詞だろう。

|

« 今日の弁当(4月8日) | Accueil | 風の丘を越えて(西便制) »

Commentaires

Poster un commentaire



(Ne sera pas visible avec le commentaire.)




TrackBack

URL TrackBack de cette note:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/23135/57140365

Voici les sites qui parlent de アデル:

« 今日の弁当(4月8日) | Accueil | 風の丘を越えて(西便制) »