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24/01/2015

食べに行きたいスシ

 昨年の4月、琵琶湖に花見に行った時に撮った写真で、おばちゃんが獲ったフナを洗っている。
ふな このフナを食ったわけではないが、先日に食べた鮒鮓も、同じようにこの頃から作り始められていたのだろう。
 前エントリーでは、「江戸ずし」というか「早ずし」に挑発的なタイトルを付けたけれど、実は「早ずし」は嫌いではない。むしろ好きだ。ファースト・フードである「早ずし」の伝統を、現在、最も引き継いでいるのは「回転ずし」であろうけど、わりと食べに行く。
 中華料理、といっても一様ではないが、北京の大衆食堂で麵条料理を注文する際に、削って作った麵か、引っ張って作った麵か、ジェスチャーで聞かれたことがある。この引っ張って作った麵を「拉麺」というらしい。そして、北京には、中国各地の「拉麺」だけではなく、日式料理を食わせる店もあって、食わんかったけど、日本式の「拉麺」も置いてあった。その日式の「拉麺」、つまりは日本の中華そばから、チキンラーメンとかインスタントラーメンが生まれ、さらにはカップヌードルとかカップ麵が考案されたわけである。
 そして、インスタントラーメンは時々は食べるし、カップ麵も食べる。それぞれ製造には手間もかかっているだろうし、カップ麵だって、けっこういいお値段のものもある。カップラーメンはニセモノで中国の拉麺がホンモノという気はない。それぞれに意義はあるし、シチュエーションによってはうまいとも思う。
 同じように、本来のなれ鮓だけがホンモノという気はない。冷凍、冷蔵技術の発達した今日、「早ずし」もバラエティ豊かだし、うまいのも多いし、いくらすぐに作れるといっても。なれ鮓とはまた違う手間もかかってるだろうし、かなりいいお値段がするのも納得できる。そして、好きな食べ物のひとつでもある。ちびるほどうまいという東京駅地下のすし屋も行ってみたい。
 ただ、カップ麵は「拉麺」を代表するものではない。時として「早ずし」が日本料理の代表みたいなことや、カリフォルニアロールのような外国で考案された「すし」をバカにしたようなことなどを書いているのを目にする。そうすると、そら違うんちゃうか、と思うのだ。
 好きなすし、というか食べに行きたいすし、というとあげないといけないのはスシ24だ。トワイライト・エクスプレスの食堂車はスシ24という。車体の横っ腹に書いてある。
トワイライト・エクスプレス
トワイライト・エクスプレス この食堂には、「ダイナー・プレヤデス(Diner Pleiades)」というたいそうな名前が付いている。
 なお、上野発の夜行列車「北斗星」の食堂車もスシ24で、こっちは「グランシャリオ(Grand Chariot)」という名前がついている。
スシ24
 以前に、トワイライト・エクスプレスのスシ24で晩ご飯を食べた時のメニューが出てきた。ちなみに予約制で、乗車券や寝台券と一緒に「みどりの窓口」で予約する。一緒に写っている切符がそう。
ダイナー・プレヤデスのメニュー なので、選ぶためのメニューではなく、その日のコースの内容が書いてある。
 かつては特急列車には必ず食堂車がついていた。戦後の1949年に復活した東海道本線の特急列車は、翌1950年には「つばめと改称した。食堂車もマシになった。いわゆるブルートレインが走り出した1950年代末、食堂車はナシになったが、1960代末には食堂車がなしという特急も走り出してる。そして、JRになってからは食堂車のある列車の方が珍しいわけで、このスシ24もこの3月には列車ごとなくなってしまうらしい。
 それまでに北海道に行く予定もないし、あっても切符が取れないだろうし、結局、もうスシに食べに行くことはなさそうである。

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