山道を走る人
ここ数年、山道を走っている人をよく見る。それでふとした疑問が。
別に山道を歩こうが走ろうが勝手だ。五体投地礼でも飛び六方でもけっこうだ。私も吉野山に行った時には、つい狐六方で……思っただけでしなかった。というのは疲れるから、そして山道と言えども人通りが多いから。
いくら勝手だといっても、人通りの多い、辛うじてすれ違える程度の山道では、走ったり、五体投地礼も飛び六方も遠慮してほしいと思う。
ところが先々週の土曜だったと思うが、私が行った山をかなりの大人数が走っていた。山道を走る人の大会があったようだ。けれども、この山道というのは、非常に人通りが多く、小学生やそれ未満のこどもも見かける山道なのだ。
山道を走るのは勝手だと思うし、大会もやってくれればいいんだけど、數多い山道の中で、なぜ、わざわざ人通りの多い道を選ぶんだろう。コマドリを撮ってた山道なんて、他の人に会うこともあるけれども、ない日の方が多い。もっとも、そこを走られると私は嫌だけど。
道がわかりやすいからだろうか。でも、地図も読めずに迷うようなら、走ろうが歩こうが山道に入るな、
ともかくも、なぜ、わざわざ人の迷惑になるような選択をするのか、それが疑問だ。
走ってる人を見てると、下り坂で、たぶん上手下手だろうという差が見受けられる。筋肉で下るか重力で下るかと言えばいいのか、車でいえば、エンジンブレーキかブレーキペダルだけかという感じ。上りと同じように走っている人がいる一方で、速く走ってしまわないようの踏ん張るだけでドタドタ降りてる人がいる。そういう人って、スキーの初心者みたいな後傾姿勢で走ってる。スキーとは違うと思うのだが、やっぱり、下りでふんぞり返って走ってる人って、へたくそと思っていいのかな。
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