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18/02/2021

今日の八丈鶫とか(2月18日)

 先週、お友達から連絡があったとこに日曜にでも行こうと思ったけど、暖かいこともあって人が多そうだと止めて、お山の麓で日向ぼっこ。そこじゃ何も撮ってないけど、「とか」は途中にいたトリ。今日はさぶいけど、お買い物ついでにハチジョウツグミだけ撮った。
カワガラス
カワガラス 日曜はバレンタインデーっちゅうことで、チョコレート色のカワガラス、Cinclus pallasii
キセキレイ キセキレイ、Motacilla cinerea
セグロセキレイ セグロセキレイ、Motacilla grandis
ツグミ
ツグミ
ツグミ
ツグミ 近所の公園のハチジョウツグミ、Turdus naumanni。去年は4羽いたけど今年は1羽と思っていたけど、実はもう1羽いるのに気付いた。
ツグミ
ツグミ
ツグミ 別個体。写真だと光りの当たり具合での違いが大きいけれど、喉と胸の色合いの差とかがもう1羽と違ってる。
 昨年の今頃、なぜかスズガモの話から、ハチジョウツグミの名前の由来について書いたんだけど、またまたハチジョウツグミが撮りやすい季節になったんで、その続き。
 ネット上にもハチジョウツグミの名の由来について触れてる人がいて、大きく3種類の記述がある。
1.八丈島で捕らえられたから
 これはWikipediaにあった。出典として「安部直哉『山溪名前図鑑 野鳥の名前』」が載っていた。そう高くもない本なので買おうかと思ったけれど、図書館で見かけた。この本では、他の部分では出典の記述があるのに、「昔、たまたま八丈島で捕獲された」については出典がない。そして気になったのが、ツグミとハチジョウツグミの繁殖地についての記述が通説とは逆になっている。それで「その程度の信頼性」と思って買うのはやめた。
2.由来の後に、江戸時代中期から「八丈つぐみ」「琉球つぐみ」の名で知られ、そして、と他の呼び名を並べてあるもの。
 これはたぶん、柏書房の「図說・日本鳥名由来辞典」の記述が元だ。この本は高いので買えないが図書館にあるちゅうんで見に行った。「はちじょうつぐみは八丈島に住むつぐみの意であろうが、特に八丈島に住むわけではない」とある。そして、この「意であろう」を「不明」と読む人と「断定っぽく」読む人がいる。
 この本では参考文献に「観文禽譜」をあげてるし「堀田禽譜」の方の図も載せてる。でも「観文禽譜」での八丈紬の色に似ているとの記述については言及がない。
 なお「観文禽譜」では「琉球つぐみ」は八丈つぐみとは別で記述はワキアカツグミに近いのが気になった。
観文禽譜より 実はこの本でもツグミとハチジョウツグミの繁殖地についての記述が通説とは逆になっている。同じ間違いということは、1はこの本を元に「住む」ではなく「捕らえられた」に変えたのかも知れない。
3.八丈紬と考えるもの。
 昨年の記事では、「観文禽譜」に「由来」とは書いてないが、そう考えてるような記述があり、八丈紬と考えるのが自然としたが、他にも1人だけ八丈紬由来説を見つけた。室町時代以来、八丈紬が高級品であこがれられていたからという理由だったし、若年寄の堀田正教についても誤解があるようだけど、丸写しとじゃなくでちゃんと考えた記述なので、「観文禽譜」の内容をコメントしておいた。
 こうしてみると、やはり1は否定していいだろう。100田じゃあるまいし、Wikipediaの丸写しはやめた方がよろしかろ。2については、生息地という一般論を否定してるだけだし、むしろ「琉球つぐみ」の方が気になる。
 やっぱりハチジョウツグミの名は、江戸中期に大流行した芝居のヒロイン「白城屋お駒」で知られた八丈紬の色合いに似たことに由来する、と考えるのが自然だろう。

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