
近所のスーパーで珍しくも「ホヤ貝」なるものを売っていた。もちろん脊索動物のホヤで、軟体動物の貝とは別物で、むしろ牛、豚、鶏や魚などの脊椎動物と近縁。いわば、脊椎動物が田無で貝は山梨なのだ。ホーヤに例えれば。
まあ、でんきくらげ、しびれくらげという種はないけど、クラゲもカツオノエボシも、そしていそぎんちゃくも刺胞動物で、軟体動物シリーズとは別物なんだけど、そのあたりの厳密性は世間一般ではどうでもいいことなんだろう。
ともかく、採りたてのホヤホヤじゃないにしろ、生のホヤが近所で売ってるのは年に何度もあることじゃないんで買って来た。

ホヤはいきなり切ってはいけない。先端に+とーの2つの出っ張りがあって、どちらかを切って水を出して無力化する必要がある。それは覚えていたのに、どちらを切るのかはすっかり忘れてた。調べりゃわかるけど、どちらを切るのか、サスペンスにありがちなシチュエーションなので、一か八か、正しくは一か十か、カンで+を切ってみた。

そして映画とかじゃありがちな結末で、どうやら正解の方を切ったようだ。裂いて、中身を切って食った。
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