今日は晴れそうなんで、今の時期も元気なキトンボかヒメアカネかと思い、先日に産卵を撮り損ねたヒメアカネの方に行くことにした。
トンボの産卵パターンにはいろんな種類があるけど、今まで撮った赤トンボを見てみると、
♂と♀が繋がって飛びながら、卵をばらまくパターン。
♂と♀が繋がって飛びながら、♀が尻尾を水に浸けて産卵するパターン。♂と♀が離れ、♀の単独の産卵に移行することもある。
この両パターンにあたらないのが、キトンボとヒメアカネになる。
キトンボは、先月末に載せており、♀が尻尾を水に浸けて産卵しているように見えるけれど、尻尾に水を付けているだけで、付けた水と卵を一緒に岸に飛ばしており、だから♀の尻尾の先に水滴が付いている絵がある。
そして、これらの赤トンボが、まずは繋がって産卵するのに対し、ヒメアカネは繋がらずに産卵するので、それを見に行こうというわけで、先日より早い時刻に行ったけれど、晴れててもなかなか気温が上がらず、たまに留まってるのを見かける程度。。
白っぽい樹の幹に留まって身体を温めてる♀のヒメアカネ。尻尾の腹側に産卵管が見える。
♂のヒメアカネも湿地の草のあちこちに留まってる。
昼頃になってようやく交尾しているペアが現れる。
交尾体勢のまま、産卵場所に移動し、そこで離れる。
しばし休憩?の後、産卵が始まる。右側でボケてる赤いのが♂で、♀は草の中で産卵してどこにおるのんかわからんようになるけど、♂が付いて回るので、目印になる。
産卵時には尻尾の先を上げている。そうすると腹側の産卵管が突出することになるので、それで泥に産卵する。
やっぱり産卵の瞬間は草に隠れてしまう。オニヤンマも似たような産卵パターンだけど、オニヤンマが水や泥を叩くように産卵するのに対し、ヒメアカネは一瞬静止するようだ。でも隠れて見えないんじゃしゃーないけど。
ついでに、帰りに見かけたホソミオツネントンボ。
帰りがけに、田んぼの囲いの支柱になってる竿ぼ先に、アキアカネに混じって,キトンボの♂と♀が留まってた。♀は後姿。尻尾の先は産卵時に水が付着しやすいような形になってる。
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