昨年もそうだったけど、今年も山道にほとんど行ってない。さらに今年は人の多い場所を避けている。元々、人の多い所でトリを見るのはしてないが、途中の径路でも避けてせいもあって、撮ったのが114種と低調。
画像クリックで大きめの絵が出るが、以前は月に1枚くらいは大きめでも見られる画像があったけど、近年はこんなの大きくしてもしゃーないというような絵しかない月が多いのは困ったもの、撮りに行けばいいだけのことなんだけど。

1月はほとんど近所。翌月以降とは違う理由であまり出歩かなかった。で、裏山の池のヨシガモ。他でも見られる普通種だし、行けば見られるということで、シーズンに一回見ればいいや、という感じだけど、見てるとそれなりに発見はある。たぶんディスプレーなんだろう、♀の前で上を向いてた、そのすぐ後のショット。

2月は水鳥がメイン。でも近所の公園にハチジョウツグミが複数いたので、たまに見に行ったりしてた。ふと何で「ハチジョウ」だろうか、で八丈島ではなく、おそらく島名の由来となった織物からだろうと思い当たったものの、「ハチジョウツグミ」の呼称が江戸時代に遡るとはわかっても、白子屋お熊の処刑以前からかが調べきれていない。

早春恒例の海辺だけど、今年は北には行かず。その中から、これまで冬羽は何度となく見てるが、前月に初めて遭遇し、再度撮りに行った夏羽のハジロカイツブリ。山の方では、クマタカの親子3羽も何度か見に行ったけれど、遠くてまともな写真にはならんかった。

以前は4月といえば、近場の山で何なとを見て帰るのが常だったけど、昨年来、山道にあまり行かなくなった。でも一応コマドリくらいは見てる。公園を通過する渡り鳥を見ることも多かった。公園でトリを撮ってたら寄って来る爺さんに「人に近づくな」と叱りつけたりしたけど、それは感染症流行中だけのことじゃなく迷惑なんだが。

5月からは専ら昆活。用事で出かけたついでに、例年なら春の渡りの水鳥かオツネントンボかに寄り道するところを、人の多い所を避けて足を伸ばし、昨年はもっと早くに行った河口。期待したのはおらんかったけど、チュウシャクシギと遊んだ。

6月はトリの繁殖シーズンで、うっかりすると営巣現場に遭遇してしまうので、虫撮りばかり。ヒラサナエを探しに行った湿地で会ったエゾセンニュウ。アオヤンマを撮ってる時に見かけたオオタカくらいしか撮ってない。

人の多い場所は避けてても、用事で行かにゃならんこともある。今は医療崩壊で事故にあっても救急医療が受けられるか危うい都市も、7月時点では感染に気をつけるだけですんでいた。その出かけたついでに、セスジイトトンボとムスジイトトンボを撮りに行った際、通った公園にコアジサシがいた。樹木が背景というのも珍しいんで撮ってた。

8月も虫撮りばかり。近所の山麓のオオルリボシヤンマが産卵してた池に、昨年にヤブヤンマが来てたので、暑さをしのげることもあって早い時期から行くようになった。そのついでに、同じ山中で撮ったキビタキ。

9月は、裏山の湿地でトンボの産卵を撮ってた時に、そこらをウロウロしてたオオムシクイを撮ったくらい。例年ならトケンとかサメビタキ類3種もいる所なんだけど、今年は見かけなんだ。

昨年の10月は、ほとんど出かけてないんで貼る絵がなかった。さすがに出かけさえすれば、10月には何なとに出逢う。その中からノビタキ。4月に1人寂しくノゴマを撮ってた公園では、秋にも遭遇したけれど、今回は数人が集まっていた。

近所の山麓に昨季は不作だったクロジが11月にはそこそこ来てた。クロジと同じ場所にコガラも来てた。ここでのコガラは繁殖期に2羽で見かけることが多いのだけど、他の時期には見たことがなかった。傍の流れで水浴しに来たり、5羽くらいの群れで現れて、そこらの葉を鹿に食われた草の茎を突いてることもあった。何かの幼虫でも付いていたんだろう。

やっぱり12月はハギマシコということになる。これまでにハギマシコは何度となく見かけているが、ほとんどが年が明けてからだったし、さらに採餌しているのを見たのも専ら地上でだった。まだ木や茎に付いてる種子を突いてるシーンは見たことがなく、それを狙うのだがスッキリした絵面にはならない。
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