11/12/2021

大魔神の身長は

 播磨屋さんの訃報、メジャーなメディアでは歌舞伎の立役とかテレビの鬼平が取り上げられていた。ところがネットでは話題になってるのは、舞台じゃ星一徹、そしてテレビだと大魔神子みたいだ。
 さて、この夏、探し物をしていて、放置していた食玩の大魔神の小さなフィギュアを発掘した。緑灰色のプラスティックで成形されただけのもんだ。暑くて出かける気も起きない時期だったんでリペイントしてみた。
 そして、ここんとこ寒くて出かける気も起きないし、大魔神子でこのフィギュアのことを思い出し「お立ち台」を作ろうとした。
 そのためにゃ、このフィギュアのスケールはと、大魔神の身長を調べてみたら、15尺とのこと、4.5メートルちょいらしい。
大魔神 意外と低い。横浜のガンダムの1/4だ。普通に道路を歩ける高さだ。通過の高さ制限のない陸橋はくぐれるし、路上に張り出した信号や標識にもひっかからないし、踏切を通っても感電しない。架線にひっかからないんで、電力供給の心配をせずに無人走ルンです爆弾で攻撃も可能だ。
大魔神 ところが、大魔神のポスターを見たら、そんなもんじゃなくて、もっとでかそうだ。
 で、ふと思ったのは。15尺というのは「16尺よりちょい小さめ」ということなのでは、だ。16尺というのは1丈6尺、「丈六仏」と言って仏像の標準寸法だ。釈迦の身長が16尺だったからだという。1尺というのは、かつてはいろんな長さがあったようだけど、最短でも20数センチだから、当時のインド人もびっくりの身長だ。
 ちなみに「大魔神怒る」に出てた本郷功次郎は、その5年前に同じ大映で釈迦を演じている。その映画では、シッダ太子の頃は人並みの身長だけれど、仏陀となってからは、影や遠景のシルエットでしか出てこず、身長がわからなくなっていた。
 仏像のスタンダードが16尺つまり4.8メートルちょいだけど、大仏というのがあってもっとでかい、奈良の大仏が立ち上がれば30メートルくらいになる。つまり魔神像は16尺よりちょい小さめだけど、大魔神は大仏よりちょい小さい。大仏にいろんな大きさがあるように大魔神もフリーサイズだろうと解釈することにした。そう考えれば「お立ち台」も適当なスケールでいいわけである。
 まず、アクセサリーが豊富なNゲージサイズ、1/150前後がどうか。
大魔神 大きさの感じとしてはいいんだけど、アクセサリーが豊富といっても鉄道模型用なんで、小道具類は大魔神にはあわなさそうだし、人形の加工も厳しい。
大魔神 HOゲージサイズではと、とりあえず人形を配置してみたけど、やはり鉄道模型用だし、小物類のラインナップが豊富なのはドイツやオーストリア製が多いんで。大変そう。
 そして、最終的に落ち着いたのが1/72。プラモデルによくあるスケールである。その場合、この大魔神の身長は5.5メートルということになる。
大魔神 このシーンでは、真ん中で磔になって人が身長177センチらしいので、その比較から大魔神が5.5メートルくらいでちょうどいい。そして何より決め手になったのが、衝動買いしたけど放置していたプラモデルが日の目を見るから。
大魔神 ウクライナ製の足軽のプラモデルである。このパッケージの陣笠には丸が3つの「三ツ星紋」が描かれているが、大魔神を観直してみたら、やられる方の家老、遠藤辰雄の陣羽織の背中にも描いてあった。
大魔神 ただし、このプラモデル、金型の隙間にはみ出たプラスティックが盛大に付いていて、鯛焼きならいいんだけど、作るには除去せにゃならんので、手間取りそう。

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30/10/2015

C60+C61(Nゲージ)

 10年ぶり近いけど、マイクロエースの蒸気機関車の加工シリーズ。
 やってることは相変わらずで、ダイキャストブロックを削って車高を下げる。小さくてわからん画像はクリックすると大きいのが出る。
C60 こっちがC60。ライトユニットはLEDに変えてる。
C61 こっちがC61。テンダーは写ってないけど、やっぱり下げてる。
 今回は、細かい部分には手を付けていないけど、従台車の位置を前進させている。
C60の従台車 こっちがC60。製品のパーツそのままで、取り付け方法を変更したもの。
C61の従台車 こっちがC61。形が違うんで、こっちはKATOのC62用のパーツを使った。
C60 加工後のC60。
C61 加工後のC61。
C60+C61 並べてみた。以前のC62ではやってなかったけど、やっぱりマイクロエースのハドソンは従台車を前進させる効果はあるようだ。正規の位置までは難しいけど、せめて乗務員扉というかステップよりは前にした方がいい。
 C60に「はつかり」のヘッドマークを付けてたり、並べてみてるように、客車特急時代の「はつかり」の盛岡・青森間用。10年ほど前に特急用客車のやりくりについての記事を書いてるけど、このやりくりで塗り替えた「はつかり」編成用。KATOの客車を塗り替えたんだから、KATOのC62に牽かせて常磐線仕様にすりゃいいようなもんだけど、松戸以北の常磐線というのはほとんど利用したことない。日立以北については2回、原ノ町以北は1回通っただけ。もちろん電化後。
 東北新幹線が盛岡止まりだった時期が長かったので、結局、沿線で馴染みがあるというのは盛岡・青森間になる。
はつかり
はつかり ということで客車特急の「はつかり」。上の方の食堂車は当初のマシ35、下の方は後に交替したオシ17。

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14/03/2015

レストア中_3

 1月にお雛さんの道具のレストアをしていたけど、今度は五月人形。
矢のミニチュア 約100年前の五月人形なのだが、特に壊れてはいない。でも矢羽根がボロボロになっていたので、交換。
 たぶん、この鳥の羽を使った五月人形というのは、ほとんどないと思う。

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08/02/2015

ウィリスMB

 先日に作った頼まれモノのプラモデルだけど、飛行機の他にもひとつ送られてきてた。
ウィリスMB、いわゆるジープのご先祖様である。
 説明書の通り、作っただけ。でも、テールランプかリフレクターかわからんけど、後ろに丸いぽっちがあって、赤く塗るように書いてあっただけだけど、ぽっちを削ってスパンコールを埋め込んで、上からクリアーレッドを塗って、光が当たると赤く輝くようにしてみた。
ウィリスMB でも、たぶん気付かれないまま終わりそう。
 それで引っ張ってるカーゴの荷物を自作してみた。なぜか子供に受けたらしい。
ウィリスMB ついでに、兵隊だけでは寂しいので、後部に自動車修理工も乗せてみた。

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02/02/2015

加悦の森ブタ

 数年前、トンボ採りに付いてったことがある。トンボ採り歴40年というベテランに混ざって、撮ることはあるけど採ったことないのに連れてもらった。
 その帰り、トイレといわしの缶詰を買いに寄ったとこの向かいに、鉄道車輌がいろいろ置いてあって加悦SL広場という看板があった。
 この鉄道車輌、さらにさかのぼれば、そことは別の場所、以前の加悦鉄道の加悦駅跡地に置いてあって、その頃に行ったことがある。1996年に現在地に移転したらしいんで、もう随分と昔のことである。
加悦駅跡地
加悦駅跡地
ヨ2000 一部の車輌は中にも入れて,客車の中で撮ったり、貨物列車の車掌車のストーブとかも撮ってた。
 そこに置いてあったのが、DB201という小型のディーゼル機関車。戦後まもなくの時期、大阪にあった森製作所という産業機械メーカーが、老朽化した小型の蒸気機関車の下回りに、ディーゼルエンジンと運転室等を載せて作った機関車が、各地の中小私鉄で導入された。この手の機関車は寸づまりの格好から「森ブタ」と呼ばれたそうな。
DB201
DB201
DB201 当時、この機関車の模型のキットが発売されていて、購入したこともあって、けっこう写真を撮っている。ここに行く途中の山中で撮る予定だった写真が撮れずじまいだったことを覚えているんで、フィルムも余っていたんだろう。
 ところが、なまじ実物のデータが多いと、あれが違う、これが違う、夢が違う、ほくろが違うと、やたら、キットのままじゃなくて、ここは加工しにゃあ、と思ってしまうわけで、製作が中断して幾年ということになってしまった。
 昨年になって、ほっといてもしゃーないと、大きく違うとこは加工するけど、省略してある細かいとこは気にしないと、やっと再開。
DB201
DB201 実質数時間だけども、20年ちかくかかって作ることもある。

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31/01/2015

レストア中_2

 お雛さんの道具だろう「御十三揃」という、昔の化粧道具のミニチュアが出てきた。昔、お雛さんのセットがあって、今は姪の所に行っているのだが、取り残されたようだ。というのも壊れていたからか。
 中の衣桁とかバラバラになっていたのだが、接着し、隙間は埋めた。塗装の修復は、合成うるしを使うか、カシューを使うか、それとも塗料を買わずにラッカーかエナメルを使うか考え中。
御十三揃 やっかいなのは、止めてあった糸。右端の盥のように、各道具は糸で台に括ってあったのだろうけど、元の配置がわからん。
 いっそ、載せておくだけでいいと思うのだが、そうなると台の穴をどうにかせにゃならん。

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29/01/2015

OA-4M

 なぜに,その昔の食堂車のメニューだの予約券だのが出てきたかというと、探し物をしていたから。
 なぜ探し物をしてたかというと、久しぶりにプラモデル作ったから。頼まれモノというか、こっちから志願したわけだけど。ところが、久々なんで、道具類とかに行方不明のやつがいて、それを探していたからだ。
 プラモデルだし、そんなに大きくないし、部品点数も少ないし、実際にかかった時間はわずか。でも、金属製の鉄道模型だとハンダでくっつけるんで、付ければすぐに次の工程に移れる。ところがプラスティックだと接着した所が固まるまで、次の作業に移れない、なので、1日に数分しか作業できなかったりする。
 接着や塗装の場合は、揮発性の高い有機溶剤を使用するのだが、やっかいなのはマーク類。マークには印刷面の下に接着成分が含まれていて、溶剤としてジハイドロジェン・モノオキサイドという常温では液状の物質を使用する。こちらは揮発性が低いために、貼った所にすぐに触るとマークがずれたりするんで、貼っていくに従って、持つとこがなくなり、中断を余儀なくされる。さらに、この溶剤は金属を錆びさせるので、金属製の道具に付着しないように扱わないといけない。
 こういう、事情と道具探しとかの時間がかかって、実質数時間の作業に1ヶ月近くかかってしまった。
 で、作ったのがこれ。
OA-4M
OA-4M
 なんで、こんな地味な機体がセレクトされて送られてきたのかは不明。
 基本的に、説明書の通り組み立てただけ。でも依頼主のとこには幼児がいて、触るだろうから、折れやすい、取れやすい部品とかは、最初から切り取ってしまった。ピトー管、後方警戒アンテナ、アレスター・フックとかがないのはそのため。キャノピーは開閉が選べるのだが、壊れやすいので、閉じた状態で固定。
 その分、手間が省けるかというと、そうでもなかった。エアーブレーキも説明書のような開状態では外れやすいので、閉状態で固定したのだが、外形を整形するための接着剤の乾燥待ち時間が必要になる。
 水平尾翼や脚カバーも、塗装してから接着した方が、楽だし見栄えもいいのだが、強度を高めるため、先に接着してから塗り分けてるんで、マスキングの手間がかかったり。
 しかし、海軍機というと、F-14デビューの頃まではハデハデだったのに、えらい寝ぼけたような塗装になったもんだ。

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16/12/2014

馬面電車

 馬面、といってもフンドシ・シャワーとか、そういういかがわしいもんじゃない。
 岩手県花巻市に大沢温泉という、古くから湯治場として知られた温泉があり、何度か行ったことがある。この温泉にまつわる話はいろいろあるんだけど、それはさておき、昔は花巻駅前から、この大沢温泉を通り、さらに先の西鉛温泉まで路面電車が走っていた。私が行った頃にはもうなかったけど。
花巻電鉄デハ3 その路面電車の車輌が花巻駅近くに保存されている。見ての通り、やたら幅が狭く、背が高いので、馬面電車と言われていた。
 車幅は1600mm。一般の鉄道車両よりもかなり狭い。車幅が狭い理由のひとつは、この路線の線路幅が2フィート半、762mmだったから。もっとも線路幅に対して2.1倍の車幅というのは、阪急やおけいはんの電車が2倍未満だし、「こまち」や「つばさ」に比べても広いんだが。
 車幅が狭くとも、人が乗り、車内を歩くわけだから車高はそう低くはできない。さらに前後で幅が絞ってあるので、よけいに馬面が強調されている。
 この馬面電車の模型のキットが発売されていたので、買ったはいいけど、いろいろ不満があたので、加工しようと思い、そのまま放置していたのだが、その間に改良キットが発売されていた。そうなると、わざわざ加工しようという気もなくなり、えいやっと作ってしまった。
花巻電鉄デハ3 塗装前の状態。さすがに薄板では雰囲気の出ない部分は角線に換えたり、屋根上の水切りの追加とかしている。
花巻電鉄デハ3 最大の変更点は動力。といっても、どこをどう変えたか、この記事じゃわからんけど。
花巻電鉄デハ3
花巻電鉄デハ3 保存車と色が違うけど、元々は下半分は赤茶色だったようだ。保存車を撮ったのはかなり以前で、今は保存車も塗り替えられているらしい。
 集電用のポールも、キットのままでは何だかなぁ、だったので自作品に交換。

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30/08/2014

かちかち山

かちかち山 押し入れの奥から出てきた。
かちかち山
かちかち山 どうも、うさぎの方が性格が悪そうな顔をしとる。

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09/02/2014

13tシェイ

 先日レストアしていた13tシェイ、結局、キットのプレートを付けて塗装。
13tシェイ

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